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「機巧のイヴ」読書感想 ~私がお百度を踏んでいるのはいつか人間になれたらと願っているのですよ~

「機巧のイヴ」読書感想 ~私がお百度を踏んでいるのはいつか人間になれたらと願っているのですよ~ SF
「機巧のイヴ」読書感想 ~私がお百度を踏んでいるのはいつか人間になれたらと願っているのですよ~

「機巧のイヴ」読書感想 ~私がお百度を踏んでいるのはいつか人間になれたらと願っているのですよ~

機巧人形は機巧虫の夢を見るのか!?

サイバーパンクな三部作の第一部。SFの古典である未来のイヴ以来の命題とも言えるアンドロイドの魂の一つの解である今作品は、闘蟋(コオロギを戦わせる競技)からの江戸時代パラレルワールドに炸裂するオーバーテクノロジーを巡る物語。
天帝(NOTサウザー)の神代の神器の正体とは!?
終天のプシュケーで明かされる機巧のイヴ生誕の謎!天徳のその後が気になりますね♪

機巧のイヴ 意外と知らない話

乾緑郎氏によるSF伝奇小説の傑作『機巧のイヴ』は、江戸時代を思わせる架空の都市「天府」を舞台に、人間と見分けのつかない美しき機巧人形(オートマタ)「伊武(イヴ)」を巡る陰謀を描いた作品です。
この作品の裏側にある、読めば納得する「意外と知らない(あるいは見落としがちな)裏話や設定の妙」をまとめました。

1. タイトルの「イヴ」は主人公ではない?
物語のタイトルになっている「イヴ(伊武)」ですが、実は彼女自身の視点で物語が語られることはほとんどありません。物語は主に、機巧師(技師)の釘宮久蔵をはじめとする、彼女の周囲にいる人間たちの視点で進みます。中心にいながらも謎に包まれた存在として描かれることで、ミステリーとしての魅力や彼女の持つ神秘性がより引き立っています。

2. 「忍者VSロボット」という無邪気な裏テーマ
重厚な世界観とSF・歴史伝奇・ミステリーなどの様々な要素が融合した本作ですが、著者である乾緑郎氏はインタビューにて、当時小学5年生だった息子に「今度の本は『忍者とロボットが戦う話』だよ」と説明していたというエピソードを明かしています。難解になりがちなSFや歴史の要素を、アクションやミステリーとして誰もがワクワクできるエンタメに落とし込んだのが本作の大きな魅力です。

3. 作者も予期せぬ「キャラクターの暴走」
緻密に計算されたように見えるプロットですが、執筆の途中から登場人物たちが作者の意図を超えて勝手に動き出し、話がひとりでにできあがっていったそうです。そのため、乾氏は「自分は作者というよりも、原稿をまとめる役(マネージャー)のような感覚だった」と語っています。このライブ感が、予測不能などんでん返しや先の読めない展開を生み出しています。

4. 「心があるかないか」は重要ではない?
作中では、人間そっくりの機巧人形に対して「機械に心はあるのか?」という問いが何度も繰り返されます。AIやアンドロイドを扱ったSFでは定番のテーマですが、作者の乾氏は「心の有無はどちらでもいいんじゃないか」という独特のスタンスを持っています。「よく考えてみると、私たちが普段話している生身の相手の心でさえ、どうなっているか永遠に理解できない」という哲学的な視点が根底にあり、それが本作の人間ドラマをより深くリアルなものにしています。


「機巧のイヴ」読書感想 ~私がお百度を踏んでいるのはいつか人間になれたらと願っているのですよ~

「機巧のイヴ」情報

『機巧のイヴ』(からくりのイヴ)は、乾緑郎による日本のSF伝奇時代小説です。江戸時代をベースにしつつ、独自のオーバーテクノロジーや世界観を組み込んだ、スチームパンク風のSFミステリー作品となっています。

📖 作品概要

著者:乾緑郎
収録短篇(目次):機巧のイヴ / 2. 箱の中のヘラクレス / 3. 神代のテセウス / 4. 制外のジェペット / 5. 終天のプシュケー

⚙️ 作品の概要と世界観

舞台設定:天府城に拠り国を支配する「幕府」と、女人にだけ帝位継承が許された「天帝家」が対立する、もう一つの“江戸”(天府)が舞台です。
ストーリー:十三層の巨大楼閣に君臨する、精巧な機械でできた人間と見分けのつかない美しき女性型機巧人形(オートマタ)の「伊武(イヴ)」と、彼女を追う幕府配下の機巧師「釘宮久蔵」を中心に、伊武の誕生の謎や天帝家の秘密に迫る本格ミステリーが展開されます。
特徴:時代小説のアクションや隠密、どんでん返しのミステリー要素に加え、「闘蟋(コオロギを戦わせる競技)」に人造コオロギが紛れ込むなど、SF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を彷彿とさせる「アンドロイドに心はあるのか」というテーマも内包されています。


読書「機巧のイヴ」でチラックススタイル📖

読書感想記録を始めたきっかけ

2021年コロナ禍の頃は、皆さんどうお過ごしでしたでしょうか。

私は元々SF、ミステリー、ホラー系の小説が好きでしたので、スマホで読書記録をメモしながら読み始めました。現在も時間があれば様々なジャンルの本を読んでいます。
皆さんのオススメの本があればぜひ教えて下さいね。

コロナ禍は終わりましたが、2026年10月06日(火)現在の皆さんの読書のヒントになれば幸いです。

2021年コロナ禍の頃から始めた自炊47都道府県B級グルメもぜひ読んでみて下さい。
Chillax Style Cooking | 自炊チラックススタイル

「チラックススタイル(Chillax Style:ちらっくすすたいる)」

英語の「Chill」と「Relax」を組み合わせた造語で「落ち着く・くつろぐ」を意味するChill(チル)と、緩めるを意味するRelax(リラックス)を掛け合わせた、気取らずにゆったりと過ごす快適なライフスタイルの事です。

ファッションのみならず、日々の出来事、プログラミング、デザイン、グラフィック、資格、読書、料理、ガーデニング、居酒屋、立ち飲み、ネイチャー、旅行etc快適なライフスタイルを過ごす為の情報を東京吉祥寺から発信しています。


Chillax Style | チラックススタイル管理人 七祥 タケヤ(Takeya Nanasho)

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