「第四の扉」読書感想 ~人間なんて残酷なものだぼくは去ることにしたよ~
コニャックミステリー大賞!あれ?死んだはずのヘンリーがまた出てきました??アリスとパトリックの遺体がソファーの中に!もう何が何だか分かりません…第三部でこれまでの話は、作中作ですと…
いよいよ終盤に作中作が事件に携わった記憶喪失の小説家のノンフィクションだった事が明らかに!
と思ったら最後にまたヘンリーが!?
コニャック・ミステリー大賞 意外と知らない話
コニャック・ミステリー大賞(Prix Polar de Cognac)は、フランスのコニャック市で毎年開催されるミステリーの祭典「コニャック・ポラール・フェスティバル」で授与される、フランスを代表する権威あるミステリー文学賞です。
この賞の歴史や特徴、日本で話題になった主な受賞作を整理して紹介します。
1. 賞の歴史と特徴
2つの「コニャック・ミステリー大賞」:
歴史的には、1984年~2007年に「コニャック・ミステリー映画祭」の併設部門として未発表の新人小説を対象に始まった旧賞(Prix du Roman Policier)と、1996年に創設され、年間最優秀作に与えられる現存する賞(Prix Polar)の2種類が存在します。
多彩な部門設定:現在はフランス語の小説だけでなく、翻訳作品部門、コミック(BD)部門、映画・ドラマ部門など、複数の文化部門が設定されています。
東野圭吾も受賞:2010年の翻訳作品部門では、東野圭吾氏の『むかし僕が死んだ家』(フランス語題: La maison où je suis mort autrefois)が受賞を果たしています。
2. 日本でも読める!近年の話題の受賞作
フランス・ミステリー(フレンチ・ミステリ)らしい、予想を裏切る展開や一筋縄ではいかない世界観が特徴的な作品が日本でも翻訳され、高い評価を得ています。
『魔王の島』(ジェローム・ルブリ 著)
受賞: 2019年 コニャック・ミステリー大賞 受賞
特徴: 孤島を舞台にした不可解な殺人事件。あまりの急展開と巧妙な罠に、途中で「誤読していたのではないか」と驚愕させられる、近年のフランス・ミステリーを代表する傑作です。
『氷結』(ベルナール・ミニエ 著)
受賞: 2011年 コニャック・ミステリー大賞 受賞
特徴: ピレネー山脈の発電所で発見された、皮を剥がれた馬の死体から始まる不気味なスリラー。フランスで大ヒットを記録し、ドラマ化もされました。
『あんたを殺したかった』(ペトロニーユ・ロスタニャ 著)受賞: 2022年 コニャック・ミステリー大賞 受賞
特徴: 精神科医の女性のもとに、連続殺人犯と思われる患者がやってくるサスペンス。ラスト10ページの衝撃的な真相が日本でも話題になりました。
海外ミステリー、特にどんでん返しが効いたスリリングなフランスの心理サスペンスを探している方には、この賞の受賞作は非常におすすめです。

「第四の扉」情報
「第四の扉」(原題:La Quatrième Porte)は、フランスのミステリ作家ポール・アルテによる本格推理小説(早川書房の商品ページ)です。ジョン・ディクスン・カーの流れを汲む「密室殺人」や「不可能犯罪」を得意とする著者のデビュー作であり、コニャック・ミステリ大賞を受賞した歴史的名作として知られています。
基本情報
著者: ポール・アルテ(平岡敦 訳)
発表年: 1987年(フランス)
主要探偵: アラン・ツイスト博士
受賞歴: コニャック・ミステリ大賞 受賞
国内評価: 翻訳版の刊行時、〈本格ミステリ・ベスト10〉で第1位を獲得
あらすじ
かつて密室状態で夫人が自殺し、「幽霊屋敷」として恐れられているダーンリーの館。その呪われた屋敷に移り住んできた霊能者夫妻が、過去の事件を解明するために「交霊実験」を試みます。しかし、その実験の最中に、再び強固な密室状態の部屋で凄惨な殺人が発生。さらに、別々の場所で同時に目撃される男の謎や、足跡のない雪の密室など、オカルトめいた不可能犯罪が次々と幕を開けます。
本作の見どころ
強烈なオカルト演出: 幽霊屋敷、交霊術、死体を担ぐ人影など、怪奇小説のようなおどろおどろしい雰囲気が漂います。
二重の不可能犯罪: 序盤の「館の密室」に加え、中盤には「雪の密室」という、ミステリファンにはたまらない2つの大きな不可能犯罪が提示されます。
古典へのオマージュ: アガサ・クリスティーやジョン・ディクスン・カーといった英国黄金期ミステリへの強い愛が込められており、緻密なロジックと大仕掛けなトリック(どんでん返し)が魅力です。
早川書房のハヤカワ・ミステリ文庫などで手軽に読むことができます。古典的な本格ミステリや、おどろおどろしい密室劇が好きな方には外せない一冊です。
読書感想記録を始めたきっかけ
2021年コロナ禍の頃は、皆さんどうお過ごしでしたでしょうか。
私は元々SF、ミステリー、ホラー系の小説が好きでしたので、スマホで読書記録をメモしながら読み始めました。現在も時間があれば様々なジャンルの本を読んでいます。
皆さんのオススメの本があればぜひ教えて下さいね。
コロナ禍は終わりましたが、2026年06月10日(水)現在の皆さんの読書のヒントになれば幸いです。
2021年コロナ禍の頃から始めた自炊47都道府県B級グルメもぜひ読んでみて下さい。
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