「三体II 黒暗森林 下」読書感想 ~わたしがおまえたちを滅ぼすとしてそれがおまえたちとなんの関係がある~
元の時代に永遠の別れを告げた面壁者羅輯が百八十五年の冬眠から覚醒されると…面壁計画は忘れられていましたとさ…
大峡谷時代に大飢餓、環境破壊により人類はかなり減少したが、宇宙戦略計画より市民生活改善に力を入れて復興、それに伴い各テクノロジーも進歩して三体文明の脅威は薄れていた…
冬眠から覚醒したリアリスト章北海は地球の為に恒星間宇宙船を一隻温存する為に元艦長らを欺き発進する。
三体人からの和平の贈り物と思われた美しい水滴型探査機は、かのモノリスより傲岸さを誇示する人類科学では到達し得ない硬度の存在。
冷酷非常な意図を丁儀が見抜いた瞬間に発光した探査機一機により地球人の誇る連合艦隊二千艦はほぼ全滅して、丁儀のアドバイスを受け入れた量子艦と青銅時代艦のみがかろうじて残った…
いや、章北海が温存した自然選択艦、及びそれを追撃した四艦がまだ残っていたが…猜疑連鎖から暗黒の戦いを行い、新たな宇宙人類は幼年期の終わりを迎えて藍色空間艦、青銅時代艦の二艦のみとなった…
三体文明以外の異星人の存在により、呪文が効いて面壁計画が復活し、羅輯は救世主としてただ一人の面壁者となり黒暗森林理論が語られる。
瞬く間に信頼を失い住居を追い出される羅輯…だが葉文潔、楊冬の墓前で三体文明と直接対決して、起死回生の策、暗黒森林抑止にて三体の進攻を止めて、真の救世主となる♪
智子を通じて二世紀半前に地球に警告を送った1379号監視員再登場も熱い!
面壁計画 意外と知らない話
SF小説『三体』に登場する「面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)」について、意外と見落としがちな設定や興味深いエピソードをまとめました。
1. 「面壁」という言葉の由来
「面壁者(ウォールフェイサー)」という名称は、中国の禅宗の開祖・達磨(だるま)が、少林寺で9年間壁に向かって座禅を組み続け、悟りを開いたという伝説(面壁九年)に由来しています。
本質: 智子(ソフォン)によってあらゆる外部通信を傍受されているため、「自分の思考だけが唯一安全な場所である」という孤独な戦いを象徴しています。
2. 面壁者の「絶対権限」の恐ろしさ
面壁者には、国連惑星防衛理事会(PDC)から、説明責任を一切負わずに人類の資源を自由に使える権限が与えられます。
正当化の罠: 彼らがどれほど支離滅裂な行動や、私利私欲に見える贅沢(豪邸の建設など)をしても、すべては「三体人を欺くための計画の一部」として周囲が勝手に納得し、強制的に実行されてしまいます。
3. 「第5の面壁者」と呼ばれる男
正式な面壁者は4人ですが、ファンの間や作中の文脈で、軍人の章北海(ジャン・ベイハイ)が「第5の面壁者」として語られることがあります。
彼は面壁者に選ばれたわけではありませんが、誰にも本心を明かさず、数世紀にわたって独自の計画を完遂させたその姿は、まさに面壁者そのものでした。
4. 三体人側の対抗策「破壁人」
三体人は嘘をつけないため、地球側の協力組織(ETO)の人間を「破壁人(ウォールブレイカー)」に任命し、面壁者の思考を読み解こうとします。
意外な例外: 主人公の羅輯(ルオ・ジー)にだけは「破壁人」が用意されませんでした。それは、三体人が彼を「理解すべき相手」ではなく、ただ「抹殺すべき唯一の脅威」と見なしていたからです。
5. 計画の結末:本当の勝利の鍵
面壁計画そのものは、実は他の3人の計画がすべて失敗に終わり、当初は「大失敗」の烙印を押されます。
しかし、最も不真面目に見えた羅輯がたどり着いた宇宙の社会学的法則(暗黒森林理論)だけが、最終的に三体人を抑止する唯一の武器となりました。

「三体II 黒暗森林 下」情報
劉慈欣によるSF大作「地球往事」三部作の第2部である『三体II 黒暗森林 下』(さんたい2 こくあんしんりん げ)は、人類が直面する三体文明の脅威と、宇宙の過酷な真実をテーマにした作品です。
あらすじと重要ポイント
物語は、地球を侵略する三体艦隊に対抗するための「面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)」の結末へと向かいます。
面壁者(ウォールフェイサー)の葛藤: 人類側の主人公・羅輯(ルオ・ジー)が、三体文明の智子(ソフォン)でも覗き見ることができない「思考」を武器に、反撃の鍵を探ります。
「黒暗森林(ダークフォレスト)」理論: 本書のタイトルでもあるこの概念は、「宇宙は暗い森であり、すべての文明は猟師である」という宇宙社会学の残酷な公理を示しています。
水滴(ドロップ)の脅威: 三体文明が送り込んだ探査機「水滴」が、圧倒的な科学力の差で地球連合艦隊を蹂躙する絶望的なシーンが描かれます。
「三体III 死神永世 上」読書感想 ~まわりじゅうに食料があるじゃないですか生きている食料が~
読書感想記録を始めたきっかけ
2021年コロナ禍の頃は、皆さんどうお過ごしでしたでしょうか。
私は元々SF、ミステリー、ホラー系の小説が好きでしたので、スマホで読書記録をメモしながら読み始めました。現在も時間があれば様々なジャンルの本を読んでいます。
皆さんのオススメの本があればぜひ教えて下さいね。
コロナ禍は終わりましたが、2026年03月07日(土)現在の皆さんの読書のヒントになれば幸いです。
2021年コロナ禍の頃から始めた自炊47都道府県B級グルメもぜひ読んでみて下さい。
Chillax Style Cooking | 自炊チラックススタイル
Chillax Style | チラックススタイル管理人 七祥 タケヤ(Takeya Nanasho)



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