「三体」読書感想 ~もし人類が道徳に目覚めるとしたらそれは人類以外の力を借りる必要がある~

「三体」読書感想 ~もし人類が道徳に目覚めるとしたらそれは人類以外の力を借りる必要がある~ SF
「三体」読書感想 ~もし人類が道徳に目覚めるとしたらそれは人類以外の力を借りる必要がある~

「三体」読書感想 ~もし人類が道徳に目覚めるとしたらそれは人類以外の力を借りる必要がある~

アジア初ヒューゴ賞長編部門受賞作。壮大な宇宙星間戦争SFの鍵を握るのは貴方の身近にいる陽子?智子?(笑)

わが身のたぎりたつ熱い血の中で、あすにも理想世界が誕生する…文化大革命の狂乱の嵐に飲み込まれた葉文潔は人類に絶望する。

想像もつかない力が科学を殺そうとしている…三千万人の人間コンピュータが登場して、フリーズした箇所は全員首を刎ねられるゲーム「三体」(笑)過酷な生存環境にて何百回もの滅亡を経験し、四百五十年後に到着予定の圧倒的な科学力を持つ三体艦隊が地球をロックオン!

降臨派、救済派、生存派…三体人を巡り地球人は争います…文潔はファーストコンタクトの舞台となった紅岸基地跡地にて人類の落日を見るが、果たして汪淼教授、史強隊長らの巻き返しはあるのか?1379号監視員の未来は?雲林が何かの鍵を握っているのか?

ヒューゴ賞 意外と知らない話

SF界で最も権威ある「ヒューゴ賞」ですが、実はファン主導の賞であるがゆえのユニークな背景や、歴史を揺るがす意外な事件がいくつも隠されています。

🚀 意外と知らないヒューゴ賞の雑学
トロフィーの「土台」は毎年変わる
象徴的な銀色のロケットのデザインは不変ですが、その下の「土台(ベース)」は、その年の世界SF大会(ワールドコン)の開催都市ごとに独自のデザインが施されます。そのため、年度によってトロフィーの表情が全く異なります。
「受賞者なし」という投票選択肢がある
ヒューゴ賞には「No Award(該当作なし)」という選択肢が常に用意されています。ファンが「どの候補作も賞に値しない」と判断した場合、実際にその部門の受賞者がゼロになることもあります。

「SF界のノーベル賞」なのに賞金ゼロ
世界的に有名な賞ですが、受賞者に贈られるのはトロフィーと名誉だけで、賞金は一切ありません。

正式名称になったのはかなり最近
1953年の創設時から通称として「ヒューゴ」と呼ばれていましたが、公式な名称は長らく「SF達成賞(Science Fiction Achievement Award)」でした。公式に「ヒューゴ賞」が正式名称になったのは、なんと1993年になってからです。

過去に遡って授与される「レトロ・ヒューゴ」
ヒューゴ賞が始まる1953年より前の作品(1939年~1952年など)を対象に、後年になってから「あの年に賞があったらこれが受賞していたはず」と遡って選出する制度があります。

⚠️ 歴史を揺るがした「意外な事件」
投票操作スキャンダル(パピーゲート)
2015年~2016年頃、「特定の思想を持つ作家たちが優遇されている」と主張する右派グループ「パピー(Puppies)」が組織的な投票を行い、候補作を独占しようとする騒動が起きました。これに対抗したファンたちが「No Award(該当作なし)」に大量投票し、多くの部門で受賞者が不在になるという異例の事態となりました。
2023年 中国大会での不可解な失格
2023年の成都大会では、人気作品(『バベル』など)が具体的な理由なしに「資格なし」として除外されていたことが後に発覚し、運営側の不透明さが大きな批判を浴びました。これを受け、一部の作家が抗議のために賞を辞退する事態にまで発展しています。


「三体」読書感想 ~もし人類が道徳に目覚めるとしたらそれは人類以外の力を借りる必要がある~

「三体」情報

「三体」は、中国の作家・劉慈欣による世界的なSF小説シリーズ(地球往事三部作)であり、近年ではNetflixや中国(テンセント)で実写ドラマ化もされています。

以下に、原作小説、ドラマ、主な設定の情報をまとめました。

1. 原作小説(劉慈欣 著)

「現代SFの金字塔」と称され、オバマ元米大統領やビル・ゲイツも絶賛した作品です。日本では早川書房から刊行されています。
第1部:『三体』
文化大革命で父を亡くし人類に絶望した科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)が、宇宙に向けて発信したメッセージが発端となる物語。
第2部:『三体II 黒暗森林』
「宇宙社会学」という概念が登場。地球侵略を目論む三体星人と、それに対抗する人類の心理戦・知略戦を描く。
第3部:『三体III 死神永生』
物語の規模が宇宙の終焉まで広がる壮大な完結編。
スピンオフ・前日譚
『三体0 球状閃電』:前日譚。
『三体X 観想之宙』:宝樹による公式スピンオフ。

2. 実写ドラマ情報

大きく分けて2つの系統が存在します。
Netflix版(米英制作)
2024年3月配信開始。『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエイター陣が手がけ、舞台をロンドンに移すなど世界向けに大胆にアレンジされています。
テンセント(中国)版
2023年制作。原作に非常に忠実な作りで、日本ではWOWOWなどで放送・配信されています。

3. 作品のキー概念

物語を理解する上で重要な用語です。
三体問題: 天体力学における難問。三つの天体が互いに重力を及ぼし合う系では、その軌道は予測不可能でカオス的になる。
智子(ソフォン): 三体星人が地球の科学発展を阻害するために送り込んだ、高次元を折り畳んだ人工知能(陽子)。
黒暗森林理論: 「宇宙は暗い森であり、文明は互いに見つかれば即座に滅ぼし合う」という宇宙社会学の核心的な考え。

「三体」登場人物一覧

人物名(読み方)説明
【葉一家】
葉哲泰(イエ・ジョータイ/よう・てつたい)理論物理学者、大学教授
紹琳(シャオ・リン/しょう・りん)物理学者、葉哲泰の妻
葉文潔(イエ・ウェンジエ/よう・ぶんけつ)天体物理学者、葉哲泰の娘
葉文雪(イエ・ウェンシュエ/よう・ぶんせつ)文潔の妹
【紅岸基地】
雷志成(レイ・ジーチョン/らい・しせい)紅岸基地の政治委員
楊衛寧(ヤン・ウェイニン/よう・えいねい)紅岸基地の最高技術責任者、葉哲泰のかつての教え子
【現在】
楊冬(ヤン・ドン/よう・とう)理論物理学者、大学教授
丁儀(ディン・イー/てい・ぎ)理論物理学者、楊冬の恋人
汪淼(ワン・ミャオ/おう・びょう)ナノマテリアル研究者
史強(シー・チアン/し・きょう)警察官、作戦司令センター所属、通称・大史(ダーシー)
常偉思(チャン・ウェイスー/じょう・いし)作戦司令センターの陸軍少将
申玉菲(シェン・ユーフェイ/しん・ぎょくひ)中国系日本人の物理学者、〈科学フロンティア〉会員
魏成(ウェイ・チョン/ぎ・せい)数学の天才にして引きこもり、申玉菲の夫
潘寒(パン・ハン/はん・かん)生物学者、申玉菲と魏成の友人、〈科学フロンティア〉会員
沙瑞山(シャー・ルイシャン/しゃ・ずいさん)天文学者、葉文潔の教え子
徐冰冰(シュー・ビンビン/じょ・ひょうひょう)情報保安課の女性警官。コンピュータの専門家
マイク・エヴァンズ多国籍石油企業CEOの御曹司
スタントン大佐アメリカ海兵隊所属、特殊作戦の専門家

三体シリーズ

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読書「三体」でチラックススタイル📖

読書感想記録を始めたきっかけ

2021年コロナ禍の頃は、皆さんどうお過ごしでしたでしょうか。

私は元々SF、ミステリー、ホラー系の小説が好きでしたので、スマホで読書記録をメモしながら読み始めました。現在も時間があれば様々なジャンルの本を読んでいます。
皆さんのオススメの本があればぜひ教えて下さいね。

コロナ禍は終わりましたが、2026年06月12日(金)現在の皆さんの読書のヒントになれば幸いです。

2021年コロナ禍の頃から始めた自炊47都道府県B級グルメもぜひ読んでみて下さい。
Chillax Style Cooking | 自炊チラックススタイル

「チラックススタイル(Chillax Style:ちらっくすすたいる)」

英語の「Chill」と「Relax」を組み合わせた造語で「落ち着く・くつろぐ」を意味するChill(チル)と、緩めるを意味するRelax(リラックス)を掛け合わせた、気取らずにゆったりと過ごす快適なライフスタイルの事です。

ファッションのみならず、日々の出来事、プログラミング、デザイン、グラフィック、資格、読書、料理、ガーデニング、居酒屋、立ち飲み、ネイチャー、旅行etc快適なライフスタイルを過ごす為の情報を東京吉祥寺から発信しています。


Chillax Style | チラックススタイル管理人 七祥 タケヤ(Takeya Nanasho)

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