「ぼっけえ、きょうてえ」読書感想 ~血と汚辱にまみれた地獄道~
2021年最新作にして20年ぶりの正当後継作!「でえれえ、やっちもねえ」と同時に借りました。表題の「ぼっけえ、きょうてえ」主人公の人生が凄いですね…鬼滅の刃の遊廓編より恐ろしい遊廓編です!
著者:岩井 志麻子さん、挿絵:甲斐庄 楠音さんの恐怖の二重螺旋といった感じでしょうか。
各短編の怖さ順番
「ぼっけえ、きょうてえ」>「あまぞわい」>「依って件の如し」>「密告函」
岡山弁の「ぼっけえ、きょうてえ」とは
「とても、怖い(恐ろしい)」という意味です。「ぼっけえ」は「凄い、とても」、「きょうてえ」は「怖い」を意味する方言です。
ぼっけえ(ぼっけー): すごい、とても、非常に、大変な。
きょうてえ(きょーてー): 怖い、恐ろしい。古語の「気疎(けうと)し」が変化した言葉。
特徴・関連表現
意味の強さ: 「めっちゃ怖い」よりも、さらに不気味さや凄みを含んだ表現。肌が粟立つような、すごい恐怖を感じる際に使われます。
岡山弁の傾向: 岡山の言葉は「あけー(赤い)」のように母音が重なって長音化する特徴があり、「きょうとい」が「きょーてー」に変化した。

「ぼっけえ、きょうてえ」情報
第6回日本ホラー小説大賞、第13回山本周五郎賞を受賞作品。
明治時代の岡山を舞台に、醜い容貌を持つ一人の女郎が客の男に語り聞かせる、血と汚辱にまみれた独白形式のホラーで当時の貧困や人間の業の怖さが描かれています。
女郎は、凄惨な生い立ちで、間引き(赤ん坊殺し)を専門とする産婆の母を持ち、幼い頃からその手伝いをさせられていた過去を語ります
貧困と暴力、性的虐待にまみれた家庭環境から、女郎として買われてきた彼女の人生は、まさに「閉鎖的な遊郭の地獄道」そのものでした。
男が探していた別の遊女「小桃(こもも)」の悲劇的な末路や、女郎自身の顔が歪んでいる真の理由など、話が進むにつれて衝撃的な事実や残酷な真実が明かされていきます。
三池崇史監督の映画版『インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~』は、あまりの残酷描写にアメリカのテレビ放送で放映見送りとなったほどの衝撃作だそうです。
読書感想記録を始めたきっかけ
2021年コロナ禍の頃は、皆さんどうお過ごしでしたでしょうか。
私は元々SF、ミステリー、ホラー系の小説が好きでしたので、スマホで読書記録をメモしながら読み始めました。現在も時間があれば様々なジャンルの本を読んでいます。
皆さんのオススメの本があればぜひ教えて下さいね。
コロナ禍は終わりましたが、2026年03月07日(土)現在の皆さんの読書のヒントになれば幸いです。
2021年コロナ禍の頃から始めた自炊47都道府県B級グルメもぜひ読んでみて下さい。
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Chillax Style | チラックススタイル管理人 七祥 タケヤ(Takeya Nanasho)


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